過去記事ageです。more...の部分に記述を追加しています。(2008/09/12)
(2008/095/22,22:00,start)
ブログパーツに、okyuu.comを追加した。
たまたまニュースで見かけたので見に行ったら、OpenIDに対応しているという。
というわけで、Yahoo!JapanのOpenIDを試しに取得してみるか、と考えてみたところ、
http://openid.yahoo.co.jp/
既存のYahoo!Japan IDにOpenIDの設定を追加できると言う。
さて、ここで気づいたのは、OpenIDでログインするということは、同時に二つのドメインにログオンしているということである。
私の例で言えば、Yahoo!Japanとokyuu.comの両方にログインしていることになる。
こういう状態で想定される代表的なセキュリティインシデントといえば、CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)ではないだろうか。
つまり、okyuu.comにアクセスしている間、yahoo!Japanにも知らず知らずの間にログインしているわけであるから、たとえばokyuu.comに脆弱性があった場合、
(1)okyuu.comのドメインからクライアントPCに対して不正なスクリプトが送信される
(2)クライアントにダウンロードされた不正なスクリプトがYahoo!Japanのサーバに攻撃を仕掛ける
(3)このとき、攻撃リクエストは、ログインしたユーザーの権限で実行される
すると、スパムメールの送信、スパムコメントの投稿、改ざんといった被害が発生する、というのが、基本的な流れ。
ところで、国内の大手独立系ポータルがOpenIDベンダー(Yahoo!JapannとかLivedoor、将来的にはmixiも)へと進化するとはいえ、完全にOpenIDの恩恵を受けられるわけではない。
これら国内大手独立系ポータルは、それぞれ、OpenIDの発行は行うが、外部OpenIDでのログインは認めない方針らしい。
mixiについては、SNSというサービスの性質上、「複数アカウントの取得」という、規約に明記された不正を防止することが困難であることが想像に容易い。
しかし、Yahoo!JapanやLivedoorについては、個人で複数のアカウントを取得することを認めているため、そうしたmixi特有の事情は当たらないはずだ。
まあ、Yahoo!JapanとLivedoorでは、サービス内容がかなり重複しているので、顧客の取り合いという問題があるからかもしれない。
国内では、サービス内容をとくにシェーピングしていないgooなども、今後OpenIDについては同じような方針をとることも想像される。
一方、Niftyなどの通信系ポータルはOpenIDについてはどう考えているのか?
対応するとしても、回線契約とは別のコンテンツ契約(有料情報サイトの提供、通販など)の部分に限定せざるを得ないのではないか。回線契約はコンテンツ以上にセンシティブな内容であるからだ。
しかし、もし回線契約とコンテンツ契約を分離するとしたら、有料コンテンツ販売のメリットが消えてしまう。一括請求ができなくなってしまうからである。
そうすると、回線契約をせず、コンテンツ契約のみのユーザーだけがOpenIDに対応するのか。それはそれで、ユーザーの利便性に格差が生じて問題となるだろう。
そういうわけで、日本国内ではOpenIDの普及は、ニッチなポータル(上のokyuu.com)の経営努力次第となるだろう。
大手独立系ポータルはOpenIDの発行はするが、自社IDと外部OpenIDの紐付けに慎重な姿勢を崩すことは当面考えにくい。とすると、黙っていてもOpenIDのユーザーが大きく伸びるということは考えられないということになるだろう。
(2008/05/22,22:00,end)
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theme : セキュリティ
genre : コンピュータ

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