NetBIOS 名前解決のルール(1)

 NetBIOSは、Novelle社が発売したネットワークOSのネットワークプロトコルIPX/SPXのMicrosoft系OS互換機能のことで、日本では発売されていないWin3.11 Workgropと下位互換を取るために実装されている。
 PCをはじめて購入した際に入力する「コンピュータ名」というのがこのNetBIOSにおけるIDなのである。

 これは大体1993年頃の出来事だったりするので、その後のInternetの興隆を想定していなかった。もともとTCP/IPは大規模なネットワーク向けで社内LANに使うには複雑すぎてだめなんじゃないか、とか大まじめに語られてもいたという伝聞形。


 まあとにかく、MicrosoftとしてはこのNetBIOSを搭載した古い資産との下位互換性を確保するために、TCP/IP上にNetBIOSを動かすNetBIOS over TCP/IP(そのまま)をリリースしました。このときIPアドレスとNetBIOS名を変換するのが、LMHOSTSというテキストファイルと、WINSサーバということです。

 このコンピュータの名前とIPアドレスを相互変換する仕組み自体は、Internetの世界でも当たり前のように行われていて、それを受け持つのがDNSというサーバーです。
 やっていることは似ているのですが、名前の付け方の規則などがかなり違うので、一つにまとめることは残念ながらできないみたいです。
 Microsoftとしても、NT3.51とか使うのはそろそろやめにしてくれないカナー、と思っているようで、最近ではWINS使わない方が当たり前ですよー、という話になっているみたいです。

 とにかく、このNetBIOSとDNSは同じような目的で使われているので、どっちを使うねん、ということが問題になったりします。
 今回は、そのあたりのところをクライアント側(WindowsXP側)から見てみたいと思います。

 基本的に現行バージョンのNetBIIOSは、TCP/IPネットワーク上でDNSサービスと併用されているため、各ホストはUNC(Windowsネットワークでホストを識別する個別名を含んだディレクトリのパス)を指定するためにどのようにホスト名解決方法を利用するか決定しなければならない。

 具体的には、ドメイン名(WinXP1@domain.co.jpのようなFQDN=完全修飾ドメイン名)かコンピュータ名(WinXPの初期設定で入力を求められるもの。もとのNetBIOS名)かのうち、そのネットワーク上でどちらを基本的に使用しているのかということを念頭に置き、効率的な名前解決を実装せねばならない。
 たとえばWinNT4.0 Workstation が多数混在するとか、Win95がホストに存在するなどのActiveDirectoryネットワークが構築できない環境であれば、WINSを参照した方が名前解決が早くできるかも知れないが、WindowsServer2003とWinXP Professionalか2000で構築されたネットワークではDNSだけを使用するように設定すべきかも知れない。 FC2ブックマーク | この記事をokyuuへインポート | このエントリーを含むはてなブックマーク | ニフティクリップへ追加 | この記事をクリップ! | イザ!ブックマーク | POOKMARK Airlinesに登録する | del.icio.us |
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