[Other] 続:はてな脳 / サービス業か、製造業か、それが問題...か?
追申:来年9月まで生きてたら5連休あるよ!! - 歩きつづける ゆり 咲きつづける
>>「多重下請け構造は確実に日本の競争力を低下させる。国外トレンドは上流-下流の区別をとっぱらう方向。」
>自分はこちらのエントリを読んで、「製造業」「サービス業」という考え方のほうがすっきりするのかも、と思い始めました。
システム開発を、サービス業と位置づける考え方には罠があって。
製造業ってのは、国際市場にダイレクトに資原や商品を投入できるんですよ。だって、製造した「モノ」があるわけだから。
あるいは、たとえば農業、漁業のような第一次産業であっても、賞味期限はつくものの「モノ」があるから、国際市場で取引が可能。
んじゃ、サービス業、第三次産業を特徴付ける最大のポイントは何かというと、たぶん、国内でしか販売できないってことなんじゃないか。
日本は、世界でも希にみる内需特化型経済。食料品やエネルギーを思いっきり輸入に頼っているようであって、お金の動きは国内での動きのほうが圧倒的だったりするわけ。
上の「レス」で、「こちらのエントリ」としてアンカーがついているのは、以下のところ。
サービス業で製造業をしたがる理由がよくわからない. - 後悔^H^H公開日記:別館
> SIer がコーディネータとして顧客満足に足る価値創造をするという,茶屋的な生き方もあり得ます.
茶屋が、そのままのビジネスモデルをたとえばフランスとか、あるいはもっとわかりやすい例でいうとアメリカなんかに持ち込んで、「持続的」ビジネスになると思います?
「持続的」、人によってはこれを「ゴーイングコンサーン」というんですが、これがポイントですよ。
海外に、茶屋をそのまま持って行ったら、しばらくは「物珍しさ」で客が集まるかもしれない。しかし、それはただの「物珍しさ」です。
「持続的」というのは、たとえば企業の基幹ビジネスのなかに組み込まれ、多くのステークホルダたちに利用されるということです。
「物珍しさ」というのは、たとえばサーカスみたいに、短期間でキャッシュを回収することを意味します。
SIやっている人たちの、基本的なビジネススタンスって、一体どっちなんでしょうね?
んじゃ、海外でたとえばジャパニーズレストランを開業している人たちはどうやっているのかというと。
一つには、その現地でのベーシックなビジネスモデルに、和風なエッセンスを潜り込ませること。
もう一つは、和製の「モノ」を現地のベーシックなビジネスモデルに組み込むこと。
カリフォルニアロール、って知ってます?エビとアボカドの巻き寿司です。
あれは、海外から日本に逆輸入された例ですが、その最大の特徴点は海苔を巻いていないことです。
外国人は、海苔が苦手という人が多いというのがその理由だとか。
外国人向けにローカライズしていますね。
その一方で、なぜsushiでなければならないのか、ということの理由も必要となります。和食=ヘルシーという信仰は、もはやイメージ先行の観がアリアリですが、もともとは日本式の厨房から出てくる品物が、アメリカ式厨房から出てくる品物より単純に高タンパク低脂肪だからです。
「なぜ、サービス業である『はず』のSIerの中の人が、製造業したがるのか」という質問への答えは、「SIerの市場価値の少なくとも半分が、製造業を源泉としているから」となります。しかも、その製造業の価値の源泉は、あくまでもメードインジャパンであるということです。
誤解がないように、先に申し上げておきますが、私は、トヨタ方式のカイゼンもまた、日本の国際競争力を低下させる要因となっているという考えを持っています。
その理由は、カイゼン活動は局所最適化を生み出す必然性があるからです。
(参考)[okyuu.com] 「外注と同じ仕事しかしないなら辞めろ」 - 歩きつづける ゆり 咲きつづける : クリップ
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